クレセント・ワークスの実習・プログラムの

使用について

わたしが講師やファシリテーターとして担当した講座や研修会に参加し、

クレセント・ワークスのオリジナルの実習・プログラムを体験した方で、

これらの実習・プログラムを、ご自身の所属する職場やグループ、

もしくはご自身が講師・ファシリテーターとして担当される講座や研修会などにおいて、

同様に提供・実施したいとお考えの場合は、

必ずクレセント・ワークスまで、お問合わせ・ご相談下さい。

わたしは、「体験学習」の理論や、「ラボラトリー・メソッド」と名付けられた手法を根拠としながら、支援者の自己成長・セルフエデュケーション(自己教育)のお手伝いすることを続けてきました。その実施にあたって、その具体的形式に関わらず、「実習」「プログラム」と呼ばれる教材を用いた活動を取り入れる場合がありますが、これらは、わたしが独自で作成したものがほとんどです。そして、他の方がこれらを使用する場合は、わたしからの許可を得ることをお願しています。

 

クレセント・ワークスの実習・プログラム(以下、実習、とします)を取り扱うにあたって許可を得る必要がある理由は、もちろん、著作権が保護されるべきということもありますが、それよりも、人間の尊厳の尊重を前提として、学習の場では、学習者の権利、場の安全が、常に守られる必要があると考えるためです。このことそのものが、わたしが、自分に与えられた役割を果たしていく中で最も大切にしていることです。

 

研修の意図や枠組みと、実習の性質、研修全体のデザインは、相互に関連しながら、常に適正・適切に構成されていなければなりません。クレセント・ワークスのオリジナルの実習は、この立場に立って、あくまでも、学習者中心に機能するように作られています。提供にあたっても、実際の場の状態や流れに即して調整しており、シナリオ通りに実施していくものではありません。ご自身の実習体験時に取ったメモやノート、配布資料だけをもとに使用すると、学習者を特定の価値観に誘導したり、個人を不用意に傷つけたり、恣意的な合意形成を強制したり、所属する集団に対して不信頼を生じさせたりすることにつながります。

 

自己教育は、言い換えると「自分で自分を育てる」ということですが、その必要性については、今私たちが生きる社会には「自分で自分を育てる」ことを難しくする様々な要因に囲まれているから、と反転させて述べることができます。当然、講師やファシリテーターなど、教育に携わる人間も、学習者の「自分で自分を育てる」過程の阻害要因に容易になりえます。このことを思うと、学習の場において用いられる実習が、何を置いてもまず最初に必要とするのは、魅力的な話術や澱みない進行技術ではなく、学習者の権利と学習の場の安全とを守るための倫理とそれを体現するための身体です。

 

これまで、クレセント・ワークスのオリジナルの実習の使用許可については、学習の場で出会った方々に直接伝えてきたことはありましたが、このように何らかのかたちで文章で明記してきたことはありませんでした。今後は、ここに掲載することによっても、わたし自身の責任の範囲を明らかにします。

 

現段階で、わたしのオリジナルの実習は、わたしが過去に実施した「プログラム実用研修会」を受講された方のみ、その都度の許可を得ることなく使用することができます。

それ以外の方が、使用を希望する場合、必ずお問合わせ下さい。

また、許可を得ていない方が実習を使用した場合に、学習者側に生じた不利益に対しては、わたしがそれを知る術がない以上、責任を取ることはできません。不利益が生じた旨申告があった場合は、その条件においての最大限の応答をする努力をします。ただし、ラボラトリーメソッドによる体験学習の性質上、「今ここ」で起きることを学習素材とするため、事後に出来ることはかなり限られることをご了承下さい。

 

これは、学習者の権利を守る、という意図に基づいたお願いですが、同時に、あなた自身を、不用意に誰かを傷つけたり、意図せず集団を操作する人になってしまうことから守り、主体的で自律的なひとりの学習者で有り続けてほしい、という願いも含まれています。

 

お問合わせにあたっては、こちらをご参照下さい。

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